ダライ・ラマ14世

ダライ・ラマ14世

12日からインドに行く際にダライ・ラマ法王にお目にかかりたいとお願いしていましたが、この度インドではなく日本でお会いすることになりました。面会時間は2時ということだったのでホテルで昼食を取ろうと早めに到着したところ、あまりの報道陣の多さにびっくり。ホテル内の和食レストランで食事をしながら面会の時間を待ちます。

私がチベットに興味を持ったのは、福井県に住む漫画家・畠奈津子さんの「チベットの悲劇」という作品でした。これはアデというひとりのチベット人女性の壮絶な人生の実話ですが、チベットではこんなひどいことが行われていたのかと私は大きな衝撃を受けました。そしてオリンピックを前に次々と起こる暴動や聖火リレー妨害の報道。チベットは一体どうなっていくのだろうと大変心配しているところです。

ホテルの一室でダライ・ラマ法王は温かく私たちを迎え入れて下さいました。穏やかに、時には笑みを浮かべながら、しかし眼差しは厳しくチベットの現状や思いを熱く語られます。公の場所で何度も言っておられますが、私たちの前でも独立を要求しているわけではないということをはっきり言われていました。そして中国政府との会見にはいつでも応じる準備があることも言われていました。

チベット人は長い歴史と独自の文化や文字そして宗教を持つ温厚な民族であり、今まで大事に育んできたものを守りたいと思うことは当然だと思います。独立を求めていないと言っているのにもかかわらず、なぜ中国政府はそれほどまでにチベットを封じ込めようとするのか私には理解ができません。

私は中国人の大好きな友人達もいますし、日中友好は大切であると心から思っています。中国が真に世界から尊敬を集める国となることを望みます。

この記事は2008/04/10に公開され2024/02/28に更新、3 ビュー読まれました。

    2024/02/28   ブログ   

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