ジャパンハート(ミャンマー1)

ジャパンハート(ミャンマー1)

安井先生と看護師のみなさん

ミャンマーに行ってきました。昨年9月のデモ以来日本人観光客は激減したということですが、行ってみると驚くほど平和な雰囲気。道には人が溢れ、どこを見ても小さな子ども達が駆け回っています。私達はまずマンダレーという都市に向かいました。最初に尋ねたのはマンダレーから車で約1時間ほどのサガインという町にある病院。そこにはジャパンハートから派遣されている医師と看護師さん達が働いています。代表の吉岡先生は日本に帰国中ということでお目にかかれませんでしたが、吉岡先生のいない間、すべてを任されている安井先生と3人の看護師さん達にお会いすることができました。安井先生は27歳、看護師さん達も皆20代という若いチームですが、地元の方達からの信頼は厚く、生き生きと仕事をしている様子が伝わってきます。朝早くから遅い時は夜中まで手術が続くこともあり、基本的には全く休みもなく毎日患者さん達のためだけに働いている彼ら。日本とは比べようもないほど施設も薬も揃わない環境の中で患者さんとの関係はより密接で温かいものを感じました。

吉岡先生はかわいい奥様とお子さん達を日本に残してミャンマーの人達の医療活動に努めてこられました。すべてボランティアで患者さん達からもお金は取っていません。一人でも多くの人を救いたい・・・治療と手術に明け暮れる日々・・・先生の評判はミャンマー中に広がり、何日もかけて病院に来る人達もいるそうです。勿論安井先生も看護師さんたちもボランティア。ミャンマーまでの飛行機代も自費、その上一日3ドルの生活費を払っているそうです。「大変なことは何ですか?」と安井先生に尋ねると「特にないですね。ここまで責任を持たせてもらえる環境は他にないので感謝しています。」との答え。あえて言えば吉岡先生にしごかれるのが一番つらいかもと嬉しそうに笑っていました。私達が行くと最初に迎えてくれた患者さんはメミという18歳の女の子。彼女は5歳のときに火傷を負い顔と両手が体にくっついてしまったまま13年間過ごしてきたそうです。吉岡先生に出会い、少しづつ手術を繰り返して両手が体からはなれたとのことでした。吉岡先生たちは多くの人達の人生に光を与えていることでしょう。吉岡先生の働きと、日本人の素敵な若者達の存在・・・日本の将来に希望を見つけたような気がしました。

手術室

吉岡先生

この記事は2008/02/13に公開され2024/02/28に更新、2 ビュー読まれました。

    2024/02/28   ブログ   

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