レザミ
2008年06月09日
2003年に女性ばかり24名で発足した「レザミ」。Les amies(レ・ザミ)はフランス語で”女ともだち”の意味です。世の中を良くしていくためにはまず自分達が変っていく一歩を踏み出さなくては・・・そんな思いで勉強会等の活動をしています。年に1回はバザーとチャリティーコンサートを行い、その収益はミャンマーに学校を作るため、またその運営費に当てています。今年はミャンマーで医療活動を続けておられる吉岡先生の講演とレザミの会長である朝倉まみさんのコンサート。
吉岡先生は高校生の頃から、自分は途上国で恵まれない人達のために働くというはっきりしたビジョンを持っておられたそうです。サガインという町の病院で完全に無償で朝から夜遅くまで手術や治療に当たられ、お金のない人達からは全くお金を取りません。ミャンマーに於いて神様のような存在である吉岡先生・・・しかし淡々と、”何で自分が今この仕事をしているのだろうと考えると、目の前に患者さんがいてその人達を治してあげたいと思うから”と単純明快。そして自分がそのように思えるのは先祖代々受け継いできた自分の中にあるDNAや、かつてのビルマで戦争の際亡くなられた多くの日本兵の方々との繋がりによるものであるとも言われていました。今私達が人に良いことをしたり、微笑みかけたりすることが、誰かのDNAに刻み込まれ、自分が死んだずっと後になって、その時生きている人の心に浮かんだり影響を与えることになる・・・だから私達はできるだけ良い笑顔でいたい・・・というお話。千年後の誰かの脳裏に私の笑顔が浮かんだとしたら・・・素敵です!私たちひとりひとりの行動ひとつひとつが未来を作っていくという責任を持たなくてはいけないのだと思いました。
吉岡先生が作られたジャパンハートと海を越える看護団。多くの日本人医師と看護師さん達がミャンマーだけでなく各国で、恵まれない人達のために働いています。患者さんの立場に立ち、その国の文化、風習等を受け入れ、なおかつ適切な治療をしていく・・・日本人の美しい真心を世界に広めていって頂きたいと思います。先生の夢は限りなく広がりいつも次に向かって行動し続けておられます。
現在、ミャンマーの医師免許を持っている先生は海外からの援助の手が届かないような所にも入って行き、サイクロン被災者の治療に当たられています。ミャンマー人のことを良く知っている自分達だからできることがある・・・それは医療行為に限らない・・・と物資を運んだり必要な支援をされているそうです。吉岡先生のような日本人がおられることを私は誇りに思います。
この記事は2008/06/09に公開され2024/02/28に更新、1 ビュー読まれました。