国立成育医療センター

国立成育医療センター

都立光明養護学校の校長から説明を受ける

世田谷区にある国立成育医療センターを訪問。病院の概要について説明を受けた後、まずは院内学級をご案内頂きました。センター内には病気のために長期入院しても心配なく勉強できるように都立光明養護学校の「そよ風分教室」が設けられています。子ども達が喜びそうなカラフルで楽しそうな教室や廊下。小学校から高校まで12名の先生で教えておられるということです。こぢんまりした教室からは外の景色が見渡せ、富士山も美しく見えていました。病気の治療を受けながらみんな一生懸命勉強している姿に感動・・・早く普通の学校に戻れることをお祈りします。

ボランティアショップ「タン・トン・トン」

国立医療センターは患者の立場に立った医療機関という印象を受けました。センター内は明るくカラフルで普通の病院のイメージとは違います。ポケベルで順番を知らされるまでは待合室で待つ必要もないというのもありがたいことでしょう。またボランティアが充実していることもこのセンターの特徴です。2002年の開院とともに成育ボランティアが様々な形で活動をしてこられたとのこと。私たちはボランティアショップ「タン・トン・トン」に寄りました。手作り雛人形が飾られている店内は、かわいらしいものがたくさん。ボランティアの方たちの手作りだそうです。ショップだけでなく園芸、図書、イベント、会員交流、広報、外来案内、子ども達への贈り物などの活動をしておられ、現在登録数240人。年間のべ約6000人の方がボランティアとして働いておられるそうです。オレンジ色のお揃いのエプロンをつけたボランティアの方たちは生き生きと輝いて見えました。

ドナルド・マクドナルド・ハウス玄関にて。ボランティアの方たちと一緒に。

成育医療センターに隣接している「ドナルド・マクドナルド・ハウス」に行きました。アメリカで始められたこのハウスは入院している子どもの付き添い家族が利用できる施設です。現在日本で5ヶ所、世界では30カ国以上で活動が進められているそうです。遠方から来られて病気の子どもが入院しているという状況がどれほど心細いものか・・・。清潔でアットホームなハウスは一日千円で泊まることができ、同じような立場の親同士が励ましあうこともできます。またここにも多くのボランティアの方たち・・・その温かい思いやりに触れて家族の皆さんは頑張っておられるのでしょう。私達が行った時も食堂で若いお母さんと赤ちゃんが数人の方々と一緒に座っていました。赤ちゃんは7ヶ月とのことでしたが脳の手術をしたそうです。お母さんは淡々と手術について語ってくれましたが、そのかわいい笑顔を見ていると胸が詰まる思いでした。病院の外で遊べる日が早く来ますように・・・。

この記事は2008/02/28に公開され2024/02/28に更新、1 ビュー読まれました。

    2024/02/28   ブログ   

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