安倍昭恵のスマイルトーク

マザーハウス

マザーテレサがご帰天されて今年で丁度10年。インドのコルカタにあるマザーホームを訪ねました。予定の時間よりも早く着いた私達を最初に迎えて下さったのは、日本人のシスター方。まず一階の講堂にあるマザーテレサのお墓に、お花を供え手を合わせました。その後二階に上がりお聖堂に入ると、マザーがいつも座ってお祈りされていたという同じ場所にほぼ等身大のお姿。まるで本当にそこにおられるよう。次に案内して頂いたのはマザーの使っておられたお部屋です。驚くほどシンプルで何もない部屋でした。ノーベル平和賞を受賞されても、どんなに有名になっても、このマザーホームを拠点として早朝から貧しい人たちのために変わらずお働きになっておられたというマザーテレサ。その遺志を受け継ぐニルマル総長はじめ多くのシスター達が素敵な歌をプレゼントして下さり、心が洗われる思いでした。

日本からボランティアに来ているという方達も一緒に迎えて下さいました。そして「世界にひとつだけの花」を歌ってくれました。毎年多くの日本人がマザーホームを訪れているそうです。たくさんの若者達が夏休みを使ってボランティアに来ているということに正直少し驚き、また嬉しく思いました。

その後、シスター影井他のご案内で向かったのは約200メートル離れたマザーハウス関連の孤児施設、シシュー・ババン。そこでの孤児や障害児との触れ合いは、知らず知らずのうちに緊張やストレスでカチカチに固まっている私の魂を解き放ってくれました。子ども達の歌を聞きながら自然と涙がこぼれ落ちます。そんな私を取り囲み大きな瞳で不思議そうにじっと見つめ、頭を優しくなでてくれる子ども達。純粋な暖かい空気に包まれながら、私の気持ちを癒してくれた子ども達に私は何をしてあげられるのだろうと自分の無力さを感じていました。

この記事は2007/08/29に公開され2024/02/28に更新、2 ビュー読まれました。

    2024/02/28   ブログ   

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