G8サミット

G8サミット

真ん中の赤い屋根が会議の場所

6月6日から8日までドイツで行われたG8サミット。会場となったハイリゲンダムはバルト海に面した古くからの保養地で、豊かな自然に囲まれた美しい所です。

最初の行事はメルケルご夫妻主催の夕食会。ハイリゲンダムから約20キロの場所に位置するホーエン・ルコウ領主館にヘリコプターで移動です。眼下に広がる牧草地の風景はとてものどかで、私の緊張感をほぐしてくれました。会場ではバルコニーにて食前酒を飲みながらしばしの歓談後、2階の広間に移って夕食会です。私の隣はカナダのハーパー首相とフランスのサルコジ大統領夫人。緊張の中にも楽しいひと時を過ごすことができました。

ヘリコプターはほぼ同時に移動していきます

二日目は夫人プログラム。最初の会場、ホーエン・デムツィン市のシュリッツ城までヘリコプターで移動。私はカナダのハーパー首相夫人と一緒でした。メルケル首相のご主人であるザウアー教授主催の夫人プログラムは人口動態に関する講義から始まりました。講義をされたマックスプランク人口問題研究所のファウペル教授は、その後の昼食会の席でお隣だったので色々お話を伺うことができました。伝染病対策等医療の充実によって、平均寿命が急速に延びた日本は素晴らしいと高い評価をされていたので嬉しく思いました。

ヴィスマールの町並み

昼食後はまたヘリコプターに乗って、ヴィスマールへ移動。ヴィスマールではG8各国代表の青少年(13~17歳の8名)がアフリカ、HIV・エイズ、知的財産権、環境などについて話し合う〈J8〉が全7日間の日程で開催されていました。日本からは広尾学園の生徒(男子2名、女子6名)が18チームの応募の中から選ばれて参加。約1時間、私も日本チームの輪の中に入れてもらいました。船の中での生活、慣れない食事、激しい意見交換・・・。話を聞くと苦労も多かったようですが、貴重な体験の中で多くのものを吸収した彼らの目は輝いていました。日本人は意見を言うのが苦手だと痛感した彼らの将来に期待したいと思います。

ヴィスマールは世界文化遺産に登録されています。カラフルでありながら統一感のある美しい古い町並みをゆっくりと歩きながら市庁舎へ。町の方々から歓迎して頂きました。

夕食会場は昔ワインを造っていたというレストラン。夕食後は再びヘリコプターでハイリゲンダムに戻りました。既に時間は10時近かったと思いますがヘリコプターの中から見た海に沈んでいく真っ赤な太陽。一日の疲れが吹き飛ぶような夕陽の美しさに、思わず歓声を上げていました。ホテルに戻って着替えてから首脳達の集まっている食後酒会場へ。長い一日でした。

この記事は2007/06/12に公開され2024/02/28に更新、3 ビュー読まれました。

    2024/02/28   ブログ   

G8サミット 

Copyright©安倍昭恵のスマイルトーク, All Rights Reserved.